インスタリムがウクライナ紛争被害者に義足支援プロジェクトを立ち上げ!【3Dプリンタ活用事例】

リサーチ

はじめに

今日は、3Dプリント義足のインスタリムがウクライナ紛争被害者に義足を届けるためのクラウドファンディングを開始されたというプレスリリースを拝見したので見ていきたいと思います。

開始したインスタリムは、独自のデジタル遠隔製造技術を用いて、戦争被害者に義足を提供するプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトについて記録していきます。

インスタリムの特徴

インスタリムは、日本発のスタートアップ企業で、3Dプリント義足の製造販売を行っています。従来の義足製作に比べ、インスタリムの技術により、生産効率を10倍程度に向上させることができるそうです。

また、低価格・短納期の3Dプリント義足を提供することで、世界の義足を購入できない人たちを助けることを目指しています。

インスタリムの3D義足デジタル製造ソリューションは、義肢装具製作専用の3Dプリンタや、独自アルゴリズムによる形状レコメンド機能などを備えた3Dモデリングソフトなどの独自開発の技術からなります。これにより、従来の手作業の約10分の1となるコストダウンが実現できます。

ハードを作るソフトもご自身で作られているのはすごいですね。ものづくりをするものとして憧れます。

ウクライナ紛争被害者への支援

ウクライナでは現在、約5,000人が義足を必要としているとされています。しかし、現地の義足製作所では、材料やパーツは寄付により揃っているものの、義足を作る人材が不足している状況という課題があるようです。

インスタリムは、この問題を解決するために、自社のデジタル義足製作技術を活用し、ウクライナの市民により多くの義足を届けることを目指しています。

そこでインスタリムは、ウクライナの脚切断患者に対して、100本の義足提供を目的としたプロジェクトを立ち上げました。このための事業費の募集をクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて開始しました。募集期間は2023年4月21日(金)から6月19日(月)で、目標募集金額は530万円です。

あとがき

インスタリムの取り組みは、3Dプリント技術を活用して社会問題に取り組む、素晴らしい例だと感じました。家庭用でもいろんな素材で3Dプリントができるようになってきているので、周りの人や自分の不便を解消するようなアイデアスケッチをしてみようと感じました。

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