ものづくりコワーキングスペースとして様々なモノづくりに関するサービスを展開するDMM.make AKIBAにて工業用の3Dプリンターが利用可能になるというプレスリリースが出ておりましたので、今日はこちらを記録していこうと思います。
サムネイル出典:PR TIMES
DMM.make AKIBAで使える工業用3Dプリンター
DMM.make AKIBAは、工業用3Dプリンター『Stratasys F120』の導入を発表し、2023年5月15日から会員向けの利用提供を開始することになりました。Stratasysは、アメリカとイスラエルに本社を持つ3Dプリンターの専門メーカーで、世界市場でトップクラスのシェアを持つ企業です。また、2023年4月現在で、アディティブ・マニュファクチャリング(加工製造)に関する約1,700件以上の特許を持っています。
このプリンターは、一般消費者向けのモデルよりも高品質な造形が可能で、利用者は自身でその場で出力することができます。これにより、発注から納品まで一定期間を要する外部委託造形サービスを利用する場合と比べて、リードタイムを大幅に短縮することができます。
DMM.make AKIBAはこれまでエントリーモデルの3Dプリンターを提供してきましたが、今回の導入によりより高品質な造形が可能になると同時に、発注から納品までの時間を大幅に短縮できるため、試作検証時の時間的ロスを軽減し、緊急で高品質な造形が必要な場合にも対応できるようになります。
利用方法
利用開始時期 | 2023年5月15日 (月) 10:00 |
利用可能時間帯 | 造形の開始時間が平日10:00-18:00(祝日を除く) |
場所 | DMM.make AKIBA, 東京都千代田区神田練塀町3富士ソフト秋葉原ビル12F |
利用可能プラン | DMM.make AKIBA BasePlus会員 |
機材利用料金 | 2,200円/30分 (税込)※ |
*初回利用時にトレーニング1,100円 (税込)の受講と、モデリングベース2,640円 (税込)の購入が必要です。
Stratasys F120のスペック
造形方式 | FDM(樹脂溶解堆積)方式 |
積層ピッチ | 0.330 mm、 0.254 mm、 0.178 mm |
モデル材料 | ABS |
サポート材料 | SR30(アルカリ水溶性サポート) |
造形サイズ | 254 × 254 × 254mm |
本体寸法/重量 | (W)870mm x (D)721mm x (H)889mm / 124 ㎏ |
制御ソフトウエア | GrabCAD Print (フリーダウンロード) |
あとがき
私は本職が製造業ではないので、Stratasysの3Dプリンターなどはお目にかかることがないだろうなーと思っていたのですが、コワーキングスペースで利用できるとなるとだいぶ現実味が帯びてきます。
一般家庭ではやりづらい内容をコワーキングスペースで実現してもらえるのはとてもありがたいことです。
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