G-coordinatorというtomohiron907さんがGitHubで公開されている、PythonでG-codeを生成するオープンソースソフトウェアがあります。READMEが非常に丁寧で特につまづいたこともないのですが、色々と学べたので記録していきます。
環境構築〜3Dプリントまで
環境構築は二種類ありまして、Gitからcloneしたソースコードを直接実行するか、Macはdmg, Windowsはexeファイルが公開されておりますので、そちらをダウンロードします。
私はMacで環境構築を行いましたので、以降はdmgと記載します。そして最初はdmgにしたんだけど、今はPythonで実行している話をします。
dmgファイル落としたはいいものの、いざサンプルファイルをG-codeにして出力したところ、うまく出力ができませんでした。これは結局、ビルドプレートへの定着が弱かったのが原因だったのですが、当初はわからず、色々設定をいじれるところをみたところ、dmgファイルではMachine Settingという項目が表示されていないことがわかりました。
これの原因が自分の環境にあるのか良くわからなかったので、やっぱりPythonで実行しようってなりました。Pythonできる人はPythonから実行したほうが良いかも知れません。
brewとpip
今から本当はあんまり良くないなと思っているんですが、これでもいけたよみたいなことを書きます。
G-coordinatorをPythonで実行するには、Pythonのライブラリインストールの必要があります。このうち「pyqt5」というデスクトップやモバイルシステムへのアクセスに特化したAPIを提供してくれているライブラリがM1 Macでpipを使ってインストールしようとするとエラーが出てしまったんですね。
シンボリックリンクを貼ると解決するそうなんですが、自分の場合、太古の昔にインストールしたPython環境だったため、チョット腰が重いとなりました。
そこで、うまくいかなかったらしょうがないと思って、brewでpyqt5を、他のライブラリはpipでインストールするという大変すっきりしない方法で環境を構築しました。
不安をよそに今のところうまく動くので、もし同様のことでつまづくことがあればやってみても良いかもしれません。
Klipperに怒られることがある
G-codeを出力して、いざ印刷!しようとするとX AxisをHOMEに戻してねって怒られることがありました。こちらはG-code内にG28を追加、もしくは事前に操作パネルの方でHOMEに手動で戻しておくことで解決します。
G-codeに関してはMarlinのリファレンスが個人的にはみやすかったです。
start_gcode.txtというのがsrc > serringsにあるので、こちらにG28を足しておくと以降は追記や手動ホームが不要になりそうですね。
あとがき
G-code見るの初めてに近い、今は全然プログラム書いてない人間の環境構築の記録でした。やっぱりプログラミング楽しい!!ですし、G-code知れるのめっちゃ楽しい!です。
プログラミングで造形するの人生で何度もチャレンジしては挫折しているので、何か形にしてのめり込みたい。
日本でこんな素晴らしいアプリを開発してくださっている方がいるというのも何かの縁だと思って、しばらく頑張ってみようと思います。
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