2023年7月1日にXYZprintingから3Dプリンター事業撤退のお知らせが発表されました。デスクトップ3Dプリンターの一時代を担っていきたXYZprintingの終了を記録します。
XYZprinting
撤退理由
XYZprintingが産業用の3DプリンタのSLS部門をNexa3D社に事業売却を行いました。これに伴い、SLS以外のデスクトップ3Dプリンターにおいても、2023年9月15日を目処に終了するそうです。
2013年の設立以来、10年間様々な3Dプリンターを世に送り出してくれました。昨今のコロナやウクライナ戦争の影響などの理由から今回の決定に至ったようです。
アフターサービスに関して
販売した製品の消耗品や、材料マテリアルに関しては、総代理店である株式会社イグアスから継続提供があるようです。今の所、期間の目標としては3−5年を計画しているようです。
XYZprinting
エントリーモデル
エントリーモデルは15cm角の印刷ができるminiシリーズなどがありました。重量も7.7kgと軽く持ち運びもしやすいモデルになっていました。66,000円でダヴィンチmini w+が販売されておりました。
スタンダードモデル
ダヴィンチ Pro EVOなどがスタンダードモデルとしてラインナップされていました。239,800円で、完全自動オートキャリブレーションなどを搭載していました。ダヴィンチシリーズ最多の対応フィラメントで「PLA / タフPLA / ABS / PETG / TPU / ナイロン / カーボンPLA / メタリックPLA / PP(PP GF30)オプションエクストルーダー:PC / カーボンPET(PET CF15)/ カーボンナイロン(PAHT CF15)」など様々な素材に対応していました。
フィラメント乾燥機能がついていたのも面白かったですね。
ハイグレードモデル
CMYKインクジェット技術を活用して、専用のPLAに着色して数百万色の色を印刷できるダヴィンチColorが470,800円で販売されておりました。
あとがき
XYZprintingの3Dプリンターを自分が所有したことはなかったのですが、初めての購入検討をしたときにちらほら見かけたプリンターの一つでした。
当たり前ですが、新しく台頭してくるメーカーもあれば、撤退してしまうメーカーもありますね。
こういった歴史もブログで記録していければと思いました。
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