3Dプリンタの印刷速度の調整【サクッと実験】

リサーチ

今年もメイカーフェアが無事に終わりましたが、準備中は毎度阿鼻叫喚。

制作が間に合わなくて3Dプリンターがもう一台欲しい…となってしまうのですが、そんな気持ちをなんとかやり過ごし、落ち着いた今のタイミングで、色々とプリンタ側の設定をいじってみようと思い至りました。

もう一台という前に、まずは印刷速度をあげてみてはどうなのかと思いまして、いつもやっている50mm/s から 80mm/sに設定を変更してみました。

結論、予想外に綺麗に出まして、一昨日知りたかったよ、、となりました。

↑使用した3Dプリンタはこちら

3Dプリンタの印刷速度調整

今回、スライサーはCURAを使用しました。

設定方法

Curaではプリント設定の中に「スピード」という項目がありまして、その中の印刷速度を変えると、関連するインフィル速度やウォール速度も自動で変わるようになっております。今回は50mm/sから80mm/sに変更をしてみました。

デフォルトの50mm/sから80mm/sに変更

設定はこれだけなので、簡単ですね。

結果

印刷時間

スライスしてみると、時間が30分くらい短縮されました!30分の短縮ですと、24時間で約1個多く作れますから、これは大きいですね!(切実)

プリンタの動きも軽快になっておりますが、不安になるほどガリガリ動くものでもなく、これくらいならいけるかも?と思わせてくれる動きでした。

Before
After!

印刷クオリティ

印刷クオリティはこんな感じになりました。左が80mm/s、右が50mm/sです

左が80mm/s 右が50mm/s

ぱっと見、全く違いがわからないですね。肉眼で見ますとむしろ80mm/sの方が、糸引きが少なく積層痕も気持ち薄い感じがしています。

左が80mm/s 右が50mm/s

上面に関しても80mm/sの方が滑らかに見えます。

左が80mm/s 右が50mm/s

シームのはじめと、終わりの凹凸は、80mm/sの方が大きく荒い形になりました。ただ50mm/sも凹凸がないわけではないので、モデルの用途によっては全然許容範囲ですね。

まとめ

少なくとも試作は80mm/sで全然良いじゃないか!という結論に至りました。

今は笛作りをしているので、形状が割とシンプルなので、シンプルな形ではそんなに差が生まれないのかもしれませんね。

ちなみに、普段はこの辺のパラメーターをあまり変えないのですが、メイカーフェアでみた株式会社グーテンベルクさんの超高速3Dプリンター「G-ZERO」の動きをみて、自分のプリンタにも頑張ってもらおうとインスピレーションをいただきました。

ゴリゴリ試作をして、自分の満足のいく印刷物をたくさん出していきたいです!

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