【3Dプリンター】QIDI Q1 Proの実機使い心地レビュー

3Dプリンター

QIDIの新型3DプリンターQ1 Proをゲットしたので実機レビューをしていきます!

まずは特徴を見た後に実際に使った使用感を記載していく流れで進めていきます。

QIDITECH
¥79,999 (2024/04/19 15:45時点 | Amazon調べ)

QIDI Q1 Proの特徴

QIDI Q1 Proではさまざまな機能がアップデートされています。最近の家庭用プリンターのフラグシップの定番となった密閉型で、CoreXY構造の3Dプリンターなのでベースの品質がとても高いです。

それに加えて定番要素、差別化要素がしっかりと加わっているのでそういったところを見ていきましょう

アクティブチャンバーヒーティング

目玉の差別化要素でもある、アクティブチャンバーヒーティングが標準装備されています。

この機能は、密閉されたプリンター内部の温度を一定かつ高く保つことができる機能です。

これによって、印刷物の反りが軽減され、印刷品質の向上が見込まれます。特にABS / PA/ PCなど一般的に反りやすいフィラメントに適しているようです。

出典:QIDI

最大350度のノズルであらゆるフィラメントに対応

ノズルの最大温度が350度まであげられます。300度付近が多いかなーというイメージなんですが、350度と高めの設定ができるようです。

PAHT-CF、PET-CF、PA12-CF、ABS-GF25、PC/ABS-FRなど印刷時に効果を発揮する特徴のようです。

業界標準になりつつあるカメラやスピードを搭載!

こちらは差別化要因というよりは業界標準になりつつありますが、カメラが標準装備されています。アプリと連携することで印刷物の共有や遠隔操作も可能です。

ツールヘッドの最大速度も600mm/秒とこちらも他のフラグシップ機に遜色ないクオリティといえます。

使用感レビュー

さて、せっかく手に入れたので、実際に触ってみた感想などを書いていければと思います。

サイズ感

まず、プリンターの寸法は477 * 467 * 489mmとある通り大きめです。私が持っているCreality K1Cは355 * 355 * 482mmですので比べるとかなりの差があります。その分印刷ボリュームもX Y軸に対しては20mmくらい大きくなっています。この辺りは良くも悪くもそんなに気にならないかなーという印象でした。

天板の作り

細かいところですが天板がかなり密閉度が高くて熱や印刷時に出る物質の抑制につながるのかなーと思いまして、こちらはお気に入りポイントの一つとなりました。

音が静か

大きくて安定感があるせいか、印刷中の音がとても静かでした。個人的にあまり重視してこなかったポイントだったのですが、静かですと横で作業していてもあまり気になりませんし、静かに越したことはないなぁという気づきを得ました。ここもお気に入りポイントの一つです。

印刷品質

印刷品質はとてもクオリティが高くて良いなと感じました。最近の3Dプリンターは調整することなく綺麗に出力してくれるので本当にすごいです。Benchyを印刷してみました。綺麗に積層ができています。

底面に関しても文字がくっきりと出ていて印刷精度の高さがわかります。

作例としてノートの表紙を作ってみました。ファーストレイヤーが綺麗なこともあって非常に滑らかです。好きな色のプラスチックカバーをつけられるので、ノートの表紙は今後も作っていこうと思います。

わかりづらいですが、ピンクはCreality K1C、黄色はQIDI Q1 Proで印刷してみました。結論、どちらも非常に綺麗に印刷できています!

スライサーについて

スライサーはQIDI Slicerが標準です。Prusa Slicerに触り心地似てるなーという印象。QIDI Q1 Proのプリセットが入っているので設定は楽です。スライサーとデバイスをWiFi経由で接続することによってカメラの映像も見られました。もうこの機能がないとソワソワしてしまう体になってしまったのでとても嬉しいです。

スペック

項目仕様
印刷サイズ(WDH)245×245×240 mm
プリンターの寸法477×467×489 mm
パッケージの寸法545×535×595mm
総重量20.3kg
純重量17kg
XY構造CoreXY
X/Y軸10mm高硬度線形ホロー鋼シャフト 自動テンションベルト
Z軸デュアル独立鉛スクリューモーター
プリントヘッド温度≦ 350℃
エクストルーダーダイレクトエクストルーダー 硬化スチールギア
ホットエンドセラミックプレート加熱ホットエンド
ノズルバイメタルノズル
ノズル径0.4mm (0.2/0.6/0.8mmオプション)
フィラメント径1.75mm
印刷プラットフォームアルミニウム基板加熱ベッド
印刷プレート両面テクスチャードPEIプレート
ホットベッド温度≦ 120℃
ツールヘッドの最大速度600mm/s
加速度≦20000mm/s^2
オペレーティングシステムWindows, MacOS, Linux
補助部品冷却ファン
チャンバー循環ファン
チャンバー温度60℃独立チャンバー加熱
推奨されるフィラメントPLA, ABS, ASA, PETG
対応フィラメントTPU,PA, PC, カーボン/ガラス繊維強化ポリマー
乾燥ボックスオプション
フィラメント絡み防止
フィラメントランアウトセンサー
オートレベリングハンズフリーオートマチックレベリング
入力シェーピング
電源喪失復旧
電圧100-240 VAC, 50/60Hz
定格電力350W+300W(チャンバーヒーター)
ディスプレイスクリーン4.3インチ 272*480 タッチスクリーン
ストレージ32G EMMCとUSB2.0フラッシュドライブ
カメラ低フレームレートカメラ(最大1080P) タイムラプス対応
Wifiモジュール150M 2.4G
スライサーQIDIスライサー及びPrusaSlicer, Orcなどのサードパーティソフトウェア
スライシング用ファイルフォーマットSTL, OBJ, 3MF,STEP,STP

あとがき

QIDI Q1 Proについて見ていきました。ずっしり重厚なボディから高い品質の印刷物を気軽に印刷できる良い3Dプリンターだと思います。気になる方はぜひチェックしてみてください!

QIDITECH
¥79,999 (2024/04/19 15:45時点 | Amazon調べ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました