昨日、PRUSA RESEARCHからOriginal Prusa MK4の発表がありました!特に事前アナウンスを確認できていなかったため驚きましたが嬉しい!
早速どんなプリンターなのか、公式サイトを見て気になるところを記録していきます!
Original Prusa MK4の特徴
紹介動画がとってもテンション上がるのでぜひ。見終わった後思わずカートに入れてしまうくらい魅力的でかっこいい動画になっています。
安定感と信頼感を感じさせる作りになっていて、高速なプリントも綺麗な出力ができそうな期待感を感じる内容でした。
Original Prusa MK3との比較
前シリーズの比較を通して、Original Prusa MK4にはどんな特徴があるのかを見ていければと思います。
全シリーズはAmazonでも購入可能ですが、MK4は今の所Amazonでは取り扱いがありません。
オートレベリング搭載
精密なロードセルセンサーにより、MK4はユーザーの入力なしに、完全に滑らかで一貫性のあるファーストレイヤーを自動的に出力することができます。
プリントの開始時に、プリンターはノズルでシートを格子状に叩いて距離を測定し、正しいオフセットを計算します。その結果、手動で調整することなく、どの面でも完璧なファーストレイヤーが出力されます。
フィラメントパスにPTFEチューブが不要に
フィラメントが通る箇所にあったPTFEチューブがなくなりました。PTFEチューブ、地味にいつ変えればいいんだろうと脳内の片隅にいつもある存在だったので地味に嬉しい変更です。
エクストルーダーのドライブシステムが変更
エクストルーダーは、従来のダイレクトドライブ式のものからNextruderというものに変更されました。10:1ギアボックス比でギアが大きくなったことと、交換の容易さが特徴としてみられました。
Nextruderの内部にある新しいコネクタブレークアウトボードでは、ファン、ヒーター、サーミスタなど、すべてのパーツがそこに直接接続されています。もし交換が必要な場合でも、1分もあれば完了できるようです。
エクストルーダーを分解して壊したことのある私にとってはとてもありがたい特徴だなと思いました。
カラーLCD搭載
MK4のディスプレイは、Gコードの出力結果をサムネイルで表示したり、プリンターをより使いやすくする要素をサポートしています。
また、既存のメニューの多くを再設計し、カスタマイズ可能なフッターパネルが追加されています。液晶ディスプレイの直下には、プリンターの状態を知らせるRGBのステータスバーがあります。
Wi-Fi接続が標準搭載
今までRaspberry Piが必要だったWi-Fi系の接続が標準搭載になりました。これによってインターネット経由でプリントができるようになりました。
MK4は、当社の他の3Dプリンターと同様に、インターネット経由でプリンターをコントロールできるPrusa Connectに完全対応しています。
ブラウザウィンドウにGコードをドラッグ&ドロップして、プリントファイルをまずクラウドにアップロードし(各ユーザーは2GBを無料で入手できます)、それをプリンターのUSBストレージに転送してリモートでプリントを開始することが可能です。通信はすべて暗号化されています。
スペック
非常に細かいスペックを表示してくださっています。
造形サイズ | 250 * 210 * 220mm |
フィラメント径 | 1.75mm |
レイヤーの高さ | 0.05 – 0.30mm |
メインボード | Custom 32-bit xBuddy electronics with STM32 |
ステッパードライバー | Trinamic 2130 |
ステッパーモーター | Precise 0.9° X,Y stepper motors (prevents VFA) |
エクストルーダー | Nextruder, Direct Drive, E3D V6 compatible (with adapter) |
フィラメントパス | アルミヒートシンク、オールメタルホットエンド、PTFEチューブ不使用 |
ドライブシステム | Nextruder Planetary Gear System, 10:1 gearbox ratio |
ノズル径 | デフォルト0.4mm 他の径もサポート |
最大ノズル温度 | 300度 |
最大ヒートベッド温度 | 120度 |
LCDスクリーン | 3.5″ graphic 65k color screen |
コネクティビティ | LAN、オプションのESP Wi-Fiモジュール(プリンターに同梱されています。) |
印刷媒体 | USB / LAN / Prusa Connectからのインターネット接続 |
センサー | フィラメントセンサー、ロードセルセンサー、パワーパニック、高精度サーミスタ(セミテック純正)4個+ファンモーター回転数モニター |
プリント面 | PEIバネ鋼板が取り外し可能なマグネット式ヒートベッド |
ベッドキャリブレーション | 自動、メッシュベッドレベリング(プリントエリアのみ) |
サポートフィラメント | PLA, PETG, ABS, ASA, Flex, HIPS, PA, PVA, PC, PP, CPE, PVB, NGEN等 |
本体重量 | 7kg |
本体サイズ | 500 * 550 * 400mm |
あとがき
読んでるうちにほしくてたまらなくなって何度かカートに入れる練習をしてしまいました。海外サイトからの購入は関税がかかる場合がありまして、私が持っているEnder 3 S1 Proの時はそれが非常に大変だったので、一旦落ち着いておりますが、勢い余ってどこかのタイミングで購入してしまいそうです。
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