このブログでも以前ご紹介したことのある積彩さんがミラノサローネ家具見本市に出典するようです!
個人的にいつかは言ってみたい、そして出展してみたい憧れのイベントで非常にアツい!と感じたので概要を記録していきます。
サムネイル出典:PR TIMES
コレクションの概要
積彩さんについて
積彩さんは、3Dプリンティング専門のデザイン事務所として、2022年に設立されました。
コンピュテーショナルデザインと3Dプリントの特性を活かした有機的なデザインプロダクトを設計されています。
これまでも富山デザインコンペティション2020グランプリやInnovative Technologies 2022を受賞されておりデザインやテクノロジー両面で評価を得られています。
以前、大阪で出展された時にもプレスリリースが出ておりまして、チェックさせていただいておりました。
コレクションの一部紹介
積彩さんは、今回「CO-BREATHING OBJECTS」というコレクションを発表しました。このコレクションは、人の動きに反応して共に息づく家具や空間を提案しています。
積彩さんは、独自に開発した「Phantasmagorical Skin」を使用し、見る角度によって色彩が変化する視覚効果を持つ家具を作り上げました。これは、まるで色づく花や踊る蝶、脈動する生命を感じるような体験を提供します。一見無機質な3Dプリンタやテクノロジーという技術から有機的で美しいものが生まれるのが大変魅力的に感じます。
積彩さんは、モノを「使う」から「対話する」対象へと変化させることを目指しています。モノと相互作用的に影響しあう人々との関係の中で、自分が心地良いと感じる色彩や場所を見つけることができる製品を開発しています。これにより、自分の感情に合わせて自在にモノを変化させることができるようになります。
現代社会では、テクノロジーの発展によって人々が多くの制約から解き放たれ、原始的な欲求に立ち返り、心の豊かさを求めるようになっています。そのような社会背景の中で、デザインは、生活を便利にするだけでなく、むしろ生活を豊かに彩ることが中心となってきます。
積彩さんの「CO-BREATHING OBJECTS」は、人の感性を刺激し、心と生活が豊かに成長することを目的とした、デザインの「彩る」という役割にフォーカスしたコレクションです。
プレスリリースの中で紹介されている作品からさらにいくつかピックアップして本ブログでも取り上げます。
まずは、照明の「スタンドライト : YU」。クリアな質感であたりを優しく照らすような作品です。うねりがとても美しく、3Dプリントの積層も一つのテクスチャとしてとても美しく感じられます。
個人的に家具といえばなイメージのある椅子もコレクションに含まれています。「イージーチェア : Moon Night Blue」フレームにピタッと覆いかぶさるテクスチャが綺麗です。座り心地がとても気になります。
こちらは大阪の展示でもあった壁面パネル:Transtone Wind -KOGARASHI-ですね。東京で展示やられることがあったら絶対見にいきたい作品の一つです。
展示情報
展示日時 | 2023年4月18日〜4月23日 9.30 – 18.30 |
場所 | Milan Fairgrounds, Rho (Milan) |
ブース番号等 | Salone del Mobile / Salone Satellite 2023 / ブース番号 C17 |
協賛 | 100BANCH |
助成 | クマ財団 |
機材協力 | 株式会社光伸プランニング |
材料提供 | 株式会社ダイセル |
あとがき
改めて3Dプリントを道具として活用し、プロダクトとして非常に素敵なクオリティに仕上げられていてとてもすごいです。自分もこのような作品に刺激を受けながら少しでも制作のクオリティを上げていけたらなと感じました。
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