小型でリーズナブルな3Dスキャナーでお馴染みのRevopointからPOP 3が登場しました!
POP 2からどんなアップグレードがされているのか、特徴を記録していきます。
サムネイル出典:Revopoint
Revopoint POP 3の特徴
9軸IMU(慣性計測装置)を搭載
IMUとは物体の位置、方向、加速度、角速度などの動作情報を計測する装置のことで、こちらを搭載することによって滑らかなトラッキングを実現し、移動や揺れによる点群のズレを大幅に軽減します。
カラーテクスチャ向上
RGBカメラの開口を大きくなったため、より多くの光を取り込めるようになりました。また、新たに追加された2つのLED補助照明が均一な光を提供し、スキャンの色彩を向上させます。
マーカースキャンを強化
4つの赤外線補助照明を搭載することで、マーカーモードでのスキャンをより早く、より正確に行うことができます。
POP 2との比較
上記の特徴以外を中心に前機種のPOP2と比較して違いを見ていこうと思います。
値段が安い
まずPOP 2が公式価格86,310円のところ、POP 3は記事執筆時点で82,600円です。これは予約価格ということもあるのですが、スペック的にもこのくらいの金額で推移していくんじゃないかなーと予想しております。これはあくまで私の推測ですが。
スキャンスペック面での変化は少なめ
シングルスキャン範囲や、精度はPOP 2から変わりはなさそうです。なんならシングルスキャン範囲は若干少なくなっていますね。
スキャンスピードは最大10fpsのところからPOP 3では12~18fpsと向上が見られました。
あとは野外での撮影が、カバーをつけてねという注意事項がPOP 3ではなくなりました。ただ、関連する訴求もないので、野外でも問題なく利用できるかはまだわかりませんでした。
操作性の向上
POP 3は本体背面にタッチパネルを内蔵し、スキャンの開始/停止、露出調整などをワンタッチで制御できるようになりました。前述のIMUもそうでしたが、操作性の面でのアップデートが多いかもしれませんね。
スペック
出力フォーマット | PLY、OBJ、STL |
テクノロジー | デュアルカメラ赤外線構造化光 |
シングルフレーム正確度 | 最大0.05 mm |
シングルフレーム精度 | 最大0.05 mm |
シングルフレーム正確度 | 最大0.1 mm |
スキャン注意事項 | 黒色、透明、反射するオブジェクトをスキャンするには、スキャン用のスプレーを使用することが必要です。 |
スキャン環境 | 屋内・屋外 |
シングルスキャン範囲 | 225mm x 125mm |
本体重量 | 190g |
動作距離 | 150mm ~ 400mm |
本体寸法 | 153mm x 29mm x 45mm |
最小スキャンサイズ | 20mm x 20mm x 20mm |
3Dプリント用のデータ出力 | 可 |
スキャンスピード | 12~18 fps |
IMU装置 | 9軸 |
対応OS | Windows 10/11 (64-bit)、Android、iOS、macOS |
カラースキャン | あり |
補助照明 | 赤外線補助照明(4)、LED補助照明(2) |
光源 | クラス1赤外線 |
接続方式 | Type-C USB 3.0 |
Wi-Fi | 6 |
タッチボタンの機能 | スキャン開始/停止、露出調整 |
あとがき
POP 3コンパクトでいい感じですねー。値段も10万円を切るところからスタートなのでとても魅力的です。6/21より順次発送予定とのことなので気になる方はぜひ公式サイトからいち早くチェックしてみてください!
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