3Dプリンターのビルドプレートから造形物が浮いてしまう問題は根深い問題で今までかなり苦労していました。先人たちが見出した、ノリを使ったりケープを吹いたりを活用させていただのですが、この度Dimafixという糊がいいよというのを目にして、自分でも試してみて良かったので記録します。
Dimafixの特徴
Dimafixはスティックタイプの糊で、3Dプリンターに特化していると謳っています。ベッドの温度に応じて接着特性が変わるという面白い性質を持っています。デメリットは明確で糊なのですが、4,000円くらいするという価格の高さです。でも正直、ちょっと高かったですが満足しています!
温度範囲 | 接着力 | 対象物の特徴 |
---|---|---|
60℃未満 | 低 | プレートから外れる可能性がある、付着力が低い |
60-75ºC | 平均 | シンプルなプリントに適した接着力 |
75-95ºC | 高 | 複雑な形状や長い印刷物に適した高い接着力 |
95℃以上 | 非常に高い | 非常に複雑な形状や非常に長い印刷に適した非常に高い接着力 |
実際に使ってみた感想
実際に使ってみて、造形物はぴったりとくっついてくれました。上記のように温度によって変わるということでしたが、私は60度でやって十分な接着力があったように思えます。
また下記の画像のように、スティック乗りは白い跡がついてしまい、なんならこの白の凹凸が造形物に写ってしまっていたのですが、Dimafixは透明で薄く伸びています。薄すぎて画像だとわかりづらいですね、、
![](https://shumatsu.jp/wp-content/uploads/2023/06/PXL_20230605_205549694-1024x576.jpg)
噂に聞いていた通り造形が始まると甘い匂いがします。主成分などは特にわからないのですが、楽天の商品ページ曰くガスを含まず、環境に優しいそうなので、そこはあまり気にせずに使おうと思いました。
あとがき
糊、跡がついちゃうし、できるならビタビタにレベリングして使わないようにしたい!なんて思ってましたが、便利なものはどんどん使っていった方がいいし、自分が満足できる便利なものを探すことも物作りにとっては大変重要なことだよなという学びになりました。
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