光造形3Dプリンタで出力した造形物が自然に割れた話

リサーチ

先日、何もしてないのに造形した一輪挿しが真っ二つに割れておりまして、びっくりしたので教訓をメモです。

結論、「本気で使い続けたいのなら中身ケチるべからず」です。

光造形3Dプリンタ

なぜ割れてしまったのか

これは結構自分の中では明白でして、中身をガッツリケチってサポート材モリモリにしておりました。

下記、集合体恐怖症の方にはゾワッとする写真かもしれません🙇‍♂️

そしてサポート材の中身は固まりきらなかったレジンで微妙に湿っておりまして、レジンが固まりきらないまま壁面が劣化し、今回割れてしまったようです。(追記:UVレジンが固まる仕組みを記事にしました!)

実は過去にも同じような事象が起きていたのですが、今回は表面を塗装して固めたのと、結構しっかり目にUVライトを当てたので大丈夫かなーと思っていたのですが、やはり割れてしまいました。

同時期に出力した、レジンマックス詰めた一輪挿しは劣化も見られず使い続けられているので、中身をケチってサポートにしてしまったことが影響していそうです。(この一輪挿しは、中に小さい試験管を入れて、そこに水を入れる構造にしているので、直接水と接している訳ではありません)

対策

対策として、一つは、レジンを100%使って完璧に固めてしまう方法。

もう一つは中身を空洞にして、溜まってしまうレジンを流れるようにする穴を作ることですね。

スライサーソフトには、穴を開ける機能がついておりまして、Chituboxを例に出すとメニューに「穴を開ける」という機能があります。穴と穴を塞ぐ栓が自動で生成されてくれるので便利です。

まとめ

今回の造形物は練習台として家に置いていたのですが、うまくできたら友人にもあげようかなーと思っていたので、経年劣化でダメになることを事前に知れてよかったです。

前述の通りですが、正しく乾燥させたり、出力をすれば半年以降も全然使えておりますので、中身のレジンが乾燥できないような構造にしないことが一つの鍵となりそうです。

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