いざ3Dプリンターを買おう!と思って調べると、色々な価格やシリーズがあってあれ、今どれが最新だっけ?最新っていっても出たのいつだっけ?ってなることが多く困っています。
また公式サイトで扱いがあっても、日本ではまだ購入しづらいなんてこともありまして、情報収集も一苦労です。
なので月毎にメーカー別に3Dプリンターの動向をまとめておくと、俯瞰的に情報収集しやすくなるなと思ったので、この企画を初めていきます!
サムネイル出典:ANYCUBIC
ANYCUBICの光造形3Dプリンター
ANYCUBICの光造形タイプの3Dプリンター(公式サイトではResin 3D Printerと表記)はPhotonというシリーズで展開されています。
2022年9月時点で最新はM3シリーズ
2022年9月現在での最新はPhoton M3シリーズです。その前がMonoシリーズ、そしてその前が無印のPhotonやPhoton S、 Photon Zeroに当たります。
公式サイトではPhotonやPhoton S、 Photon Zero、そして無印のPhoton MonoはSOLD OUTになっておりまして、現行では、M3シリーズとMono 4Kシリーズとなっていると考えて良いでしょう。
スペック比較
M3シリーズ(Photon M3 / Photon M3 Plus / Photon M3 Max )
Photon M3 | Photon M3 Plus | Photon M3 Max | |
本体重量 | 7kg | 11kg | 21kg |
本体サイズ | 425*269*256mm | 475*290*360mm | 596*400*408mm |
LCDの解像度 | 4098*2560px(4k+) | 5760*3600px(6k) | 6480*3600px(7k) |
LCDのサイズ | 7.6″ モノクロ | 9.25″ モノクロ | 13.6″ モノクロ |
XYの解像度 | 40ミクロン | 34ミクロン | 46ミクロン |
Z軸の正確性 | 10ミクロン | 10ミクロン | 10ミクロン |
造形可能サイズ | 180*164*102mm(2.99L) | 245*197*122mm(5.9L) | 300*298*164mm(14.7L) |
Amazon価格 (2022/09/02現在) | ¥42,999 | ¥104,999 | ¥159,999 |
Amazonでの取り扱い日 | 2021/12/31 | 2021/12/31 | 2022/2/14 |
Monoシリーズ(Photon Mono X / Photon Mono 4K / Photon Mono X 6k)
Photon Mono 4K | Photon Mono X | Photon Mono X 6k | |
本体重量 | 4.3kg | 10.8kg | 11kg |
本体サイズ | 383*227*222mm | 475*290*270mm | 475*290*270mm |
LCDの解像度 | 3840*2400px(4k) | 3840*2400px(4k) | 5760*3600px(6k) |
LCDのサイズ | 6.23″ モノクロ | 8.9″ モノクロ | 9.25″ モノクロ |
XYの解像度 | 35ミクロン | 50ミクロン | 34ミクロン |
Z軸の正確性 | 10ミクロン | 10ミクロン | 10ミクロン |
造形可能サイズ | 165*132*80mm(1.74L) | 245*192*120mm(5.6L) | 245*197*122mm(5.89L) |
Amazon価格 (2022/09/02現在) | ¥32,999 | ¥54,999 | ¥88,599 |
Amazonでの取り扱い日 | 2021/10/28 | 2020/9/26 | 2021/10/28 |
太字は2つの表の中で最も優秀な数値(本体軽い・大きい・解像度が高い)です。
なかなか悩ましいですよね。。
これから私が始めるならPhoton M3を推したい
用途や予算によって、さまざまなニーズがあるので一概にこれが良い!とは言えないのですが、もし私がこれから買うとするとPhoton M3を購入します。理由は二つあります
3Dプリンタの進化が衝撃的だった
私はもう古くなってしまいましたが、無印のMonoを使っておりまして、その前は無印 Photonを使っておりました。無印Photonが使えなくなってしまったので、Monoに買い替えたのですが、その時の進歩(造形品質や造形速度)は驚きの連続で、ムーアの法則じゃん!!って思った記憶があります。
その時から、3Dプリンターは進歩が早く、どんどんよくなっているのだなというイメージを持っておりまして、今回最安のPhoton Mono 4Kと比べて1万円の差分であれば新しい方を私は選択します。
大きいものは運用してみてから考える
私は元々少し大きめの花瓶を作りたくて、3Dプリンターを購入しました。そこでぶち当たったのが、造形サイズが足りない…!ということでした。一見この話だけすると、ではいきなり大きい方を買った方が良いのでは?と思うのですが、結論あまりそうは思いません。
実際光造形を運用していくと、レジンのコストが思いの外高かかったり、光造形に向いている形や向いていない形が見えてきます。結局私は大きい造形物用にFDM式の3Dプリンタを購入しました。
なので、まずは運用してみて、今後の3Dプリンターライフを決めるという意味でも、最初はコストが安いM3をおすすめしたいです。小さいと言っても一輪挿しなどは十分作れますので!
まとめ
今回の調査で現行のプリンタにどういう特徴があるのか理解が深まって今後も続けていこうと思いました!
ANYCUBICはPhoton UltraというDLP式の家庭用3Dプリンターも発表されていて今後も目が離せないメーカーの一つです!
気になる方はぜひチェックしてみてくださいませ!
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