「塗る・切る・磨くで世界を変える」Mipox株式会社から、「研磨ラボ」という大変魅力的なメディアが出たそうです。Mipoxさんの製品でTuneD3という3Dプリント造形物専用研磨材を発見しましたので、詳細をレビューします。
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サムネイル出典:mipox
TuneD3の特徴
一般的なやすりとの違い
そもそも、3Dプリンターは造形の性質上、積層痕が表面に残ります。これをヤスリで消そうとすると、光造形式で用いる水洗いレジンは比較的柔らかくて削るのが容易なのですが、PLAやABSを用いる FDM式で造形するものは固くて加工が難しいです。
またやすりをかけても白くなってしまったり、綺麗に加工ができない場合もあります。
TuneD3はこれらを解決し、高品質な平滑化ができます。まず3Dプリント造形物専用に設計されておりまして、構造が異なっています。
具体的には最適な弾性と研磨くずを取り込む機構によって表面仕上げの問題を改善しています。
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公式のブログにあった加工事例ではアクリル素材の透明度が非常に高くなっています。
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種類は5種類。手軽に変えるのはTuneD3 STANDARD
公式サイトによると、TuneD3は5種類存在しています。楽天で手軽に買うことができるのは TuneD3 STANDARDです。PLA / ABSの加工に対応しています。
一旦お手軽に試すのは、下記の3枚入りが良さそうです。粗研磨から仕上げまでを3枚で行うことができます。
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下記は、第一工程から第四工程、粗研磨、中間仕上げ研磨、仕上げ研磨、艶出し研磨ができる4枚入りの製品が販売されています。
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まとめ
積層痕は単純な形状であればだいぶ目立たなくなってきてはいると思うのですが、細かいところはまだまだ研磨しないと、綺麗にならない部分も多いです。
3Dプリンタ用のやすりを使って、より効率的に高品質に加工ができるのはとてもいいですね。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
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