車や人など大きい物体のスキャンに特化した「Revopoint RANGE」がCampfireにてクラウドファンディングが実施されています。記事執筆時点で、3,145%達成と勢いのあるスキャナーのようなのでどんなスキャナーなのかチェックしていきます。
サムネイル出典:REVOPOINT
Revopoint RANGEの特徴
Revopointはこれまでも10万円を切る手頃な「POP2」や小さいもののスキャンに特化した「MINI」などを販売しておりました。
この二つの製品の比較については、以前ブログでもおこなったのでぜひ見てみてください。
Revopoint RANGEの特徴
いろんな機種が出ていますがRevopoint RANGEは、車や人などより大きい物体に特化したモデルです。スキャン範囲は360 * 650mm @600mmまでを実現しています。逆にいうと最小スキャンサイズは50 * 50 * 50mmと大きくなっております。
POP2は20 * 20 * 20mm、MINIは10 * 10 * 10mmなので小さいものをスキャンしたい方は別のモデルがおすすめです。
ただ50mmもかなり小さいっちゃ小さいですけどね。
より大きいものを簡単にスキャンできるようになったので、インテリアデザインや、カーモデリング、人体のフルモデリングなどの用途が紹介されています。
RGBカメラも内蔵されているのでフルカラースキャンにも対応しております。
スキャン速度も12 – 18fpsと他シリーズの10fpsを上回っています。これにより操作時に自然で滑らかに移動できます。スキャン中にスキャンのステータスをリアルタイムでチェックできるので、スキャン速度の向上と合わせてスキャン効率も上がりそうです。
オフラインで実機も確認できる!
東京限定になってしまうのですが、b8ta Tokyoにて2023年4月30日まで実機を店舗で試すことができます。実際に手に取ってみてスキャンしやすいかどうか事前に確認できるのはいいですね。
スペック
テクノロジー | デュアルカメラ赤外線来と |
シングルフレーム精度 | 最大0.1mm |
シングルフレーム正確度 | 最大0.3mm |
シングルスキャン範囲 | 360 * 650mm @600mm |
動作距離 | 300 * 800mm |
最小スキャンサイズ | 50 * 50 * 50mm |
スキャン速度 | 12fps – 18fps |
光源 | クラス1赤外線 |
トラッキング方式 | 特徴、マーカー |
カラースキャン | あり |
出力フォーマット | PLY / OBJ / STL |
点間距離 | 0.3mm |
特殊物体のスキャン | 黒色、透明、反射する対象物はスキャンスプレーが必要 |
スキャン環境 | 屋内 / 屋外 |
屋外スキャン | 直射日光下では精度が落ちる場合があり |
本体重量 | 210g |
本体サイズ | 295 * 41.5 * 28.2mm |
対応OS | Windows 8/10/11 (64-bit), Android, iOS, macOS |
ディスプレイ解像度 | >1344 * 768(1920 * 1080推奨) |
接続方式 | USB3.0 または Wi-Fi |
Bluetoothバージョン | 4.1 |
ボタン機能 | 開始 / 停止 |
あとがき
私はPS250というバイクに乗っているのですが、これが非常にかっこいい形をしているので、Revopoint RANGEを手にすることがあれば真っ先にスキャンして、3Dプリンターでミニチュアを出力したいです。
ただ屋外での使用は精度が下がってしまうことがありそうなので、曇ってる時とか室内駐車場でやるとか、そういった工夫は必要になりそうですね。
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