3Dプリンター周辺情報をディグってたら、花瓶をジェネレートできるソフトを作ったよという情報を見つけまして、気になって見てみたらVulkazaというマーケットプレイスに辿り着きました。素敵な作品が多く、インスピレーションの種になりそうなので、記録します。
公開されている花瓶ジェネレータのプロトタイプは自分の環境では動作しませんでした。
サムネイル出店:Vulkaza
Vulkazaについて
Vulkazaは、デジタルデザインを物理的な製品に変換する3Dプリントオンデマンドマーケットプレイスです。
Vulkazaは素敵なデザインをするクリエイターと、ローカルマーケットで製品を3Dプリントするメーカーをつなぎ、ファンやバイヤーがクリエイターやメーカーから購入するための使いやすいマーケットプレイスを提供しています。
デジタルと物理的な世界のギャップを埋めることで、モノが作られる場所、時間、方法に革命を起こし、より持続可能で環境に優しいものにします。
すべてのアイテムを現地で3Dプリントすることで、必要なときに必要な場所でしか生産しない、より公正で持続可能で強固なモノづくりの世界を実現を目指しています。
Vulkazaのコンセプトは、2020年3月、第一次コロナ危機の際に生まれました。ノルウェーでは必要不可欠な保護具が不足し、国境が閉鎖されていたため、VulkazaのCEOであるApが、3Dプリントのコミュニティを活用し、再利用可能なフェイスシールドを作りました。ノルウェーのメーカー・コミュニティと3Dプリンターを結びつけ、市販の事務用品で作った盾のヘッドホルダーを印刷したようです。
2020年4月には、ノルウェーの大病院、警察、ほとんどの老人ホームに3万枚以上の再利用可能なフェイスシールドを納入しました。さらに、ノルウェー軍から国際作戦でこのフェイスシールドを使用する緊急承認を得ました。また、ノルウェー軍から国際的な作戦に使用することを緊急承認されたこともあるとのことです。
その後、CEOのApは、2021年11月に共同創業者を見つけ、何千人ものメーカーを動力源とする分散型製造のビジョンを次のレベルに引き上げるために、アーリーステージのVCアクセラレーションプログラムであるAntlerに参加しました。
そして、2022年11月にオンデマンドでローカルに商品を届けるために必要なインフラを構築し、世界中のクリエイターが簡単にデザインをアップロードし、持続的にユーザーに届けることができるこのプラットフォームを構築しました。
参加しているクリエイターの中には3DPrintBunnyさんなどが参加されおり、非常に優れたデザインを見ることができます。
プロダクトはこちらから見ることができます。
あとがき
ThingiverseやCultsなど大量のデータがあるサイトもいいのですが、適度に小さいマーケットプレイスを見るのもすごく楽しくて、日本にもこういうマーケットプレイス作れないかなーと想像を膨らませました。
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