日本3Dプリンター株式会社さんが、8月17日から大塚化学製フィラメント「ポチコンNTL34M」、「ポチコンNTL36」の販売を開始されたプレスリリースが出ておりまして、そのタイミングでポチコンの長所をいろんな方が挙げられていたので、備忘録として記録しておきます。
サムネイル出典:valuepress
「ポチコンNTL34M」、「ポチコンNTL36」
ポチコンの特徴
ポチコンの特長に関しては、大塚化学株式会社の公式サイトで詳しくみることができました。制作に直接関連しそうで気になった点は3つありまして、
ミクロ補強性
ミクロ単位で繊維の分散状態が均一なことによって、超精密な成形や薄肉成形が可能なようです。
公式のサイトにもその均一性を示した画像がありまして、ガラス繊維と」比べても滑らかなことがわかります。
ちなみに画像内にあるティスモというのは、「超微細なチタン酸カリウム繊維」でその複合材料がポチコンと言う位置付けのようです。
寸法精度と安定性が優れている
前述の通り、繊維が非常に細かいため、寸法精度と安定性を発揮。樹脂の流れ方向・直角方向での強度差もほとんどないそうです。高い精度が求められる時計の部品やカメラモジュールなどにも活用されているそうです。
極限の表面平滑性
こちらの見出し、公式サイトのままなのですが、繊維の細かさから表面の平滑性も上がるそうです。
3Dプリンタにおける表面の滑らかさは、3Dプリンタの性能にもよるのかなと思っているのですが、フィラメントの力でどまで平滑になるのかはとても気になるポイントです。
販売される「ポチコンNTL34M」、「ポチコンNTL36」について
前述のティスモを20パーセント含有したものが「ポチコンNTL34M」、30パーセント配合したものが「ポチコンNTL36」で、素材の特徴を活かした高い強度と精度と反りのない造形が可能なフィラメントとなっています。
今現在、価格はわからずですが、サンプルの無料提供キャンペーンをやられております。
対象が、Raise3DプリンターのNシリーズまたはProシリーズを所有するユーザーとなっておりまして、2022年10月14日(金)までの期間限定かつ先着50セット限定で30グラムのサンプルを無償提供してくださるそうです。
まとめ
Twitterで良いフィラメントだという噂が流れてきていて、気になっていたのですが、素材の特長をみてみて納得感が増しました。
私はキャンペーン対象の3Dプリンタがなく、試したいのですが、試すのはまだまだ先になりそうです…。
気になる方は是非チェックしてみてくださいませ
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