3Dプリンタフィラメントの素材:PETG編

フィラメント

PLAABSTPUとお届けしてきておりまして、だいぶ時間が空いてしまいました。

今回はPETGについて調べてまとめてみました。

一言で言うと「室内使用のオールラウンダー素材」といった感じでしょうか。詳しくみていきましょう!

サムネイル出典:polymaker

PETG

PETGってどんな素材?

PETGはPET(ポリエチレンテレフタレート)にG(グリコール)を加えた素材になっています。

PETといえば我々の生活でも大変身近なペットボトルが挙げられます。

ペットボトルをイメージするとわかりやすいのですが、色も透明のものを作ることができます。

どんなところに使われているの?

我々の生活の中ですと、シートフィルムや、歯ブラシ、化粧品の容器に使われています。

透明性を保ちながら高い強度が必要なものに使われることが多いようです。

3DプリンターにおけるPETGってどんな特徴?

強み

フィラメントとしてのPETGの強みは、安さ・造形のしやすさ・透明性が特徴です。

まず価格ですが、PLAやABSとそんなに変わらない価格帯になっています。

造形のしやすさにも定評がありまして、PLAの造形のしやすさでABSのような機能性があると言われています。具体的にはPLAほど反らずに造形が安定する点が造形のしやすさで、素材の粘り強く割れにくいのが機能性にあたります。

透明なフィラメントもRepRapperなどから登場しています。

また耐水性に優れているところも強みの一つです。

弱み

弱みは糸引きがしやすいことです。フィラメントの乾燥とプリンタの設定で防げるようです。

Prusaのブログによると下記のような設定が推奨されています。

  • 推奨ノズル温度: 1層目が230℃ 、2層目からは240℃
  • 推奨ベッド温度: 1層目が85℃、2層目からは90℃

またUV光に弱い性質を持っているため、屋外での使用はあまりお勧めされていません。耐水性があるので、植木鉢などに良いかなーと思ったのですが、この辺は用途が限定される印象を持ちました。

まとめ

もっぱら造形のしやすさはPLA一択なのかなと思っていたのですが、PETGもかなり扱いやすそうです。糸引きするとだいぶ造形品質が下がって見えるので、そこだけ気になりますが、温度調整をしていい温度を見つけていくのも楽しそうな作業です。

気になる方はぜひチェックしてみてください!

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